目次
- はじめに
- フロントエンドエンジニア大集合!トークイベント!
- 番外編
- 社外の同僚と語り合う!二次会の様子を覗き見!
- おわりに
はじめに
11月18日の土曜日、フロントエンドクラブ初のリアルイベントである「FRONTEND MEETUP 2023〜あつまれ!フロントエンドエンジニア〜」が、渋谷のイベントスペースで開催されました!
今回は運営メンバーをパネラーに据え、ディスカッションをしていく方式でイベントを開催しました。初めてのオフラインイベントということで、手探りで進めていく部分もあり、発言者からリスナーへの一方的なイベントになってしまうかと思いきや.....!
参加者の方々がたくさんdiscord上でお題について発言をしてくださり、全員でdiscordのスレッドを見ながらトークを進めていくという、全員が対等に発言できる一体感のあるイベントになりました!
今回は約50名の方々が参加してくださり、みなさんと直接お会いして、お話しできたことで、これからのフロントエンドクラブの理想像も見えてきました!
残念ながら今回参加できなかったみなさんに、「来年こそオフラインイベント参加するぞ!」と思ってもらえるように、今回のイベントについてもレポートをまとめましたので、ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです!
フロントエンドエンジニア大集合!トークイベント!
今回のトークイベントでは、「楽しむことで次につながる」をモットーにみなさんと以下の4つのお題についてお話をしました!
- 今年一番頑張ったこと
- フロントエンドエンジニアとして成長するためにしていることは?
- フロントエンドエンジニアのやりがいは?
- 来年頑張りたいこと
どのお題も盛り上がり、どの発言も盛り上がりのきっかけになり、本当に濃い2時間だったのですが、今回のレポートでは、各お題で盛り上がった箇所を掻い摘みながら、イベントの雰囲気を伝えることができればいいなと思っています!
パネラーの紹介
スズキトシヤ
- 博報堂アイ・スタジオ
- ゼネラルマネージャー / テクニカルディレクター
安友裕秋 / kaminaly
- SHIFTBRAIN Inc.
- CTO / テクニカルディレクター
コッペ
- フリーランス
- 某ソーシャルゲーム開発フロントエンドエンジニア
平沼真吾 / Shingo H.
- 株式会社GENEROSITY
- CTO / クリエイター
mai
- 博報堂アイ・スタジオ
- 新卒フロントエンド初心者
お題① 今年一番頑張ったこと
平沼真吾
僕はエンジニアの評価制度を整えるために注力しました。特に、公平性や、目まぐるしく変化するフロントエンドの技術にも対応できる制度を考えるのに苦労しましたね。ただ、明確な制度や基準も大切ですが、その人に合った目標を立ててそれを達成できているかを見るのが大事だとは思いますね。
参加者さんたち
エンジニアの評価制度は難しい...
→評価制度の設計、めっちゃ悩ましい...
→ 評価基準はあってもいいけど、評価基準が絶対って感じにはなってほしくない気持ち。
→ 定量的か定性的かなど、会社の色や人の好みがすごく出そう〜
目標立てて評価されるタイプの方々、どうやって目標立ててるか気になる
→ 自分のやりたいことと、それが会社にどういう影響を与えるのかを考え出すと、目標として設定できることはめっちゃ限られると思うので毎回頭抱えてる
→ もうAIに目標立ててほしい。って毎回思ってる。
その他パネラーが今年一番頑張ったこと
mai
私はフロントエンド初心者なので、とにかく目の前のことを頑張ってますね。今年新卒で6月から業務に入り、はじめはHTML・CSSで精一杯でしたが、そこからNuxt2や、Vue3、TypeScriptなどいろんな技術に挑戦しました。
コッペ
技術的ではないんですけど、頑張ったのは提案ですね。おしゃべりというか茶々入れみたいなものですが。僕はゲームを作っているので、提示された仕様に対して、それは本当にユーザーが希望しているものなのか、ユーザーが希望しているためには何ができるのかなど、意見を出すようにしています。
スズキトシヤ
僕は今年から提案業務に多く携わっているのですが、制作の時とは違って、提案業務の「ゼロからゴールを作っていく」という感覚を掴むのに苦労しました。ただそれと同時に、UIやバックエンド、デザインまで幅広い知識を備えているフロントエンドならではの強みを生かせることも感じ、システム開発におけるフロントエンジニアの可能性を感じた一年でもありました。
kaminaly
僕はずっと長く携わっていたサービス開発があるんですが、今年は特に頑張りましたね。初期の開発を海外の方に任せていたのですが、今年から自分たちで開発するようになり永遠とブラッシュアップしてましたね。
お題② フロントエンドエンジニアとして成長するためにしていることは?
mai
「ググるの頑張る!よく調べてわからなかったら聞いてねと言われるのですが、新卒最初の頃は調べても正解らしきものに辿り着けることが少なくて。先輩が調べ方のヒントをくれたり、まだまだですが、少しずつ自分で調べて方法を見つけることができるようになってると思います。」
参加者さんたち
ググる中でMDNや公式ドキュメントが一番情報として信頼度が高いと思います
→ ググってると公式ドキュメント読むのが一番早いなと思うんだけど読むの苦手なんだよな
ググりつつChatGPTフル活用だと成長のスピードが違うだろうなぁ
同じチームに他にフロントエンドエンジニアがいない場合の成長の仕方知りたい...
→ めっちゃわかります、、スタートアップの方でお聞きしたのが、自社だけでやるとある程度限界があるから、他社のエンジニア呼んで自社のコード見てもらう会を開いてるらしく良い取り組みだなと思いました。
その他パネラーがフロントエンドエンジニアとして成長のためにしていること
スズキトシヤ
情報をキャッチアップすることだけは頑張ってますね。
kaminaly
今じゃないけど、昔はプライベートで技術の勉強もしてたし、案件に勉強したい技術を忍ばせたりもしてましたね(笑)
平沼真吾
僕も昔のことですが、「早くやる」を意識していました。早くやると試行回数もアウトプット量も増えて自分の力になりますし、他のエンジニアよりも「早さ」一つ優位性が生まれます。あと、できない技術でも「できます!」といって自分を追い込んだりしていました。
お題③ フロントエンドエンジニアのやりがいは?
スズキトシヤ
最初はただただ表示されることが嬉しかったですね。あと僕は広告業界なので、賞を獲れるっていうのは大きなやりがいだと思います。
コッペ
僕はゲーム作ってるので、ユーザーにフィードバックをもらうことが多くて、自分が指摘して改善したところがユーザーさんに気づいてもらえたり、喜んでもらえたりするときにやりがいを感じますね。
kaminaly
僕の場合は、派手なアニメーションをつけることが多いので、ウェブ上でどんな表現ができるかを挑戦できることですね。
平沼真吾
ウェブフロントエンドの技術って、ウェブサイトだけじゃなくていろんなプラットホームやデバイスに対応できるので、実はデジタルインスタレーションやXRコンテンツ制作にも使っています。表現の幅が広いこととまだまだいろんな可能性があると思えるのがやりがいですね。
参加者さんのフロントエンドエンジニアのやりがい
画面に即フィードバックは本当に嬉しい。作ってる感がある。
使いやすいって言われた時は良かったなと思う
顧客フィードバックもらえた時
お絵描きの延長で楽しくて
などなど.....
お題④ 来年頑張りたいこと
mai
今年はまだわからないことだらけでフロントエンドのいろんな領域に手を伸ばしてしまっているので、来年は自分の強みと呼べるものを見つけられる一年にしたいですね。個人的にはアニメーション頑張りたいです!
平沼真吾
私はWebAssembly頑張ろうと思ってます。自社でWebXRのライブラリを開発中で、そこで処理の高速化のためにWebAssemblyを使うので、なんとか作り上げたいですね。
コッペ
これはもう何年も言ってることではあるんですが....(笑) サーバーやインフラのことを勉強して、フロントエンドエンジニアとしてもう一段階強くなりたいと思ってますね。
kaminaly
アニメーションができる人を育てていきたいですね。アニメーションができる人はいても、アニメーションに力を入れてやっていきたいという人は稀少なので。
スズキトシヤ
フロントエンドクラブをもっと繁栄させていきたいですね。来年もまたオフラインイベントしたいし、Discordで話しやすい環境を作ったり、もっとためになるコミュニティにしていきたいです。(素敵!!(私の心の声))
参加者さんの来年頑張りたいこと
チームマネジメントとか...を頑張りたいですね
来年はもっとアクセシビリティに配慮したコーディングができるように頑張りたい!
来年は、、、バックエンドを頑張りたい
来年はフロントエンドエンジニアチームの体制づくりを頑張ります!
などなど.....
番外編
番外編① ここでも始まる!Vue vs React 論争
すでにオンラインイベントでも何度も話題に上がっているVueか、Reactかをめぐる論争がここでも巻き起こりました!
実際にアンケートをしてみると圧倒的にReactが多かったですね。
普段とは違って、皆さんがなぜその技術を推しているのかをリアルタイムに議論できたのが良かったです!
参加者さんの意見
Vue2 -> Vue3の時にReactになった人多そう
→ 両方やってる。Nuxt2からNuxt3へのマイグレーションが辛すぎるんですよ...
→ Vue2 -> Vue3(Nuxt3)移行期に不安定で、社内調整してNext.js選定になりました。
両方書かないといけないから両方ですね
技術の採用は、会社のフェーズにも引っ張られそう
→ 確かに。経営戦略とも密接に関係しそう。
番外編② フロントエンドクラブ参加者さんのフロントエンジニア歴大整理!
イベントに参加してくださった皆さんに、フロントエンジニア歴を聞いてみました!
結果は以下のとおりです!
初心者〜3年目 → 3分の1くらい
4年目〜6年目 → 3分の2くらい
7年以上 → ほんの数名
フロントエンドクラブは発足当初から、初心者でも話しやすいコミュニティを作ることを目標の一つに据えて活動をしてきたので、実際に初心者の方や若手のフロントエンドエンジニアの方の出席が多かったのは嬉しかったですね!
初心者の私としても社外に同じ初心者の同僚を見つけることができて嬉しいです!
また、4年目から6年目のいわゆる中堅フロントエンドエンジニアさんも予想通り多かったですね。
これからも技術に尖りすぎず、技術をみんなで学んでいく、それぞれの得意な技術を共有できるコミュニティを作っていきたいです!
番外編③ 大発見!イベント参加者さんの約8割が.....!
今回、運営メンバーにとって一番の収穫ともいえる大発見。
それは、イベント参加者さんの約8割が、自社にフロントエンドエンジニアが5人以下だということです!
「社外に同僚を見つけよう」をテーマに活動してきたフロントエンドクラブですが、自社に同僚が少ない方々に刺さっていたということに気づくことができました。
運営メンバー一同、社内の同僚が少なくはないために今まで気づくことができなかった......
とてもいい発見でした。フロントエンドクラブの存在意義により深い根拠が生まれた気がします!
社外の同僚と語り合う!二次会の様子を覗き見!
トークイベント後に開催された二次会では、30名以上の方々が出席してくださりました!
想像をはるかに超えた盛り上がりでした...!みなさん初対面なことを疑うほどです。
技術の話からプライベートな話まで、中には転職話し...?まで、やはりフロントエンドエンジニアのみなさんおしゃべり上手ですね。
2時間の時間があっという間で、全員と話しきれなかったことが心残りです!
来年は、私自身みなさんとたくさんお話しできるようにより積極的に身を乗り出していきますし、みなさんがより多くの方々とお話しできるように運営頑張ります!
おわりに
「楽しむことで次につながる」をモットーに開催した今回のオフラインイベント「FRONTEND MEETUP 2023〜あつまれ!フロントエンドエンジニア〜」でしたが、皆さんと一体になって楽しむことができました!
参加してくださった皆さんもそう思ってくださっていたらとても嬉しいです!
初のオフラインイベントとしては大成功と言って申し分ないのではないでしょうか!と胸を張りたいところではありますが、もっともっと皆さんと楽しめるイベントを作れる伸び代があると、運営メンバー一同感じました!
来年のオフラインイベントではもっと充実した内容で皆さんをお迎えできるように、もうすでに意気込んでおりますので、ぜひ来年もお楽しみに!!
今回イベントに参加してくださった皆様、貴重なお時間を割いて足を運んでくださり本当にありがとうございました!
来年のオフラインイベントまでは時間がありますので、ぜひオンラインイベントでお会いできたら嬉しいです!
また今回参加できなかった、あるいはしなかった皆さん!このレポートを読んで、「来年は参加してみようかな」と少しでも思ってくだされば本望です!
来月からは普段通りオンラインイベントを開催予定です!ぜひオンラインイベントでも社外の同僚を増やしていきましょう!
オンラインイベントで社外の同僚を増やして、来年のオフラインイベントで対面できたらとても素敵ですね。(その前にオフ会してもいいですね!笑)
最後まで読んでくださった皆さんありがとうございます!
ではまた次回のレポートでお会いしましょう!