目次
- スピーカー紹介
- そもそも生産性どう捉えてる?
- 生産性の低さを感じるとき
- 生産性を高めるために実践・意識していること
- 生産性、盛り上がりポイント!
- まとめ
スピーカー紹介
はじめに、今回生産性についについてお話ししてくれた主なスピーカーの紹介をします。
- toshiyaさん
- kaminalyさん
- Shingo H.さん
- coppeさん
- サトウハルミさん
- mikiさん
- mai
運営メンバーの詳細はフロントエンドクラブMEMBERページからご参照ください!
https://frontendclub.org/member/
そもそも生産性どう捉えてる?
「生産性を上げたい」とひとくちに言いますが、まずは「そもそも生産性とは何か」について話し合ってみました。運営メンバー、そしてリスナーさんにそれぞれの生産性の捉え方についてまとめました!
サトウさん:人・金・モノを有効活用すること
mai:とことん作業効率をあげること
Shingo H.さん:労働生産性を上げること
リスナーさんたちの意見:
- できるだけ効率的に作業をすること
- 面倒なことをしないこと
- より少ないインプットからより多くのアウトプットをすること
「生産性とは何か」について皆さんとお話ししながら、生産性の捉え方はさまざまだということがわかりました。特に立場によって捉え方に違いが出てくるようです。個人の作業方法や意識に生産性を向上させるためのヒントがあると考えている人が多かったですが、マネジメントや経営する側の立場の方からは組織全体の生産性を考える意見が上がりました。
つまりひとくちに「生産性をあげよう」と言っても、その方法やゴールはさまざまで、今回のトークイベントでも色々な視点で生産性を上げる方法についてお話しすることができました。その中でもお話が盛り上がった「コミュニケーション」に関する生産性について後述で取り上げていますので、ぜひ最後まで読んでいただけたら嬉しいです!
生産性の低さを感じるとき
では、皆さんは実際にどんなことに関して生産性が上がらず困っているのでしょうか。皆さんが思う日々生産性が低いと思うことを聞いてみました!
Shingo H.さん:「情報がいろんなところに分散していると、探す時間がもったいないですよね」
toshiyaさん:「1日の予定がミーティングで埋まっている時はもう生産性も元も子もないです(笑)」
リスナーさん:「不必要なコミュニケーションが生まれていると、生産性低いなーって思いますね。」
トークイベントでは色々なお話が出ましたが、ここでは特に皆さんから同感が多いように感じた上記の三つを挙げてみました。
- 情報の分散
- ミーティング
- コミュニケーション
私自身も3項目全て同感ですが、特に一つ目の「情報の分散」については難しいですね。普段定期的にファイルの整理をしていても、忙しくなるとついちゃんと整理できず、「あの資料どこだっけ」「スケジュールどこにあったっけ」となること多いです。では、これらに対して皆さんはどういったことを具体的に意識しているのでしょうか。
生産性を高めるために実践・意識していること
まず、情報の分散については、「資料は案件ごとに一つのファイルにまとめておく」といったプロジェクト全体で対策できることから、「ダウンロードしたファイルをわかりやすく分類できるようにしておく」など個人で実践できることが挙がりました。
また、ミーティングにおいては、Shingo H.さんがShingo H.さんの会社において意識されていることを教えてくれました!
Shingo H.さん:「私の会社では、とりあえず1時間ミーティングしましょうという意識をなくすことや、参加が必須な人だけを集めてミーティングをすることなどを意識しています。」
忙しい皆さんだからこそ、「ミーティングを設定するときにとりあえず1時間とっておこう」「とりあえず案件メンバーを入れておこう」という意識になりがちですが、一歩立ち止まって、最小限の時間とメンバーでミーティングを行うことで、生産性の向上につながるということがわかりました!私も今日から意識してみます!
そして、コミュニケーションについてはとても盛り上がったのですが、その中でも簡単かつ有効だと感じたのは、オンライン上でのやりとりにおいて「タイピングの速さやブラインドタッチ」が時間短縮、そして生産性の向上につながるのではないかという意見です。
私自身、タイピングの速さとブラインドタッチには自信があり、確かに確認の連絡一つでもタイピングが早いことで時間短縮になるという実感があります。また個人的には、タイピングが速いことで、ミーティングの際にほぼ取りこぼしなくメモを取ることができたり、書記を担当する際に滞りなくミーティングを進めることができるなど、会議の場においてもタイピングの速さとブラインドタッチは活きているような気がします。
生産性、盛り上がりポイント!
ここからは、今回のトークイベントで特に盛り上がった「コミュニケーション」に関するお話を深掘りしていこうと思います!
今回はまだトークイベントに参加したことがない読者の皆さんにも、フロントエンドクラブのトークイベントの雰囲気が伝わればいいなと思い、対談形式で紹介します!
コミュニケーションに関する生産性のあげ方として、coppeさんが挙げてくださった意見から話は盛り上がりました!
coppeさん:「僕のモットーとして、“あまり作り込む前にボールを出せ”ということがあります。ずっとボールを出さず、後から言われるよりは、早くメンバーに見てもらうことで、プロジェクトとして色んな線が動くようにすることを意識していますね。」
toshiyaさん:「確かに、僕は提案資料などを作るのですが、見た目まで綺麗にしてから確認してもらうより、方針を出した時点で確認してもらうくらいの方が早いことが何度もありました。」
Mai:「私もcoppeさんとtoshiyaさんのお話に同感です。私もやったことのない機能を作る時に、一度自分なりにコードを完成させてから確認してもらうより、作業の方針を決めたところで共有するようにしています。大抵自分で考えるより良い方法がありますからね。」
toshiyaさん:「そうやって巻き込める関係性が作られている組織って生産性高いイメージがあります。でもそういう土壌を作るのって結構時間がかかりますよね。」
リスナーさん(チャット):「グーグルがチーム研究してみて、一番生産性が高いチームの要因は“心理的安全性”だったそうです。」
Shingo H.さん:「確かに対立話法だと、報告するのを躊躇ってしまう傾向が強まるそうで、私の会社でも意識しているのですが、協調話法にしていくことで報告や業務の質が上がると考えています。」
coppeさん:「相談しやすい環境って大事ですね」
リスナーさん(チャット):「自分の場合は経験が少ないフロント開発者ですが…わからないところを聞くときに何をどうやって説明するのかで生産性が上がるかと思いました。正直なところ何をどう聞けばいいのかがわからない時が多かったですね。それで上司に叱られた時も…」
coppeさん:「あ〜、わかりますよ。でも僕は、何を聞けばいいかわからなくても早く言ってほしいタイプですね。」
Toshiyaさん:「聞き方も大事ですよね。“自分はどう考えたけど〜”みたいな言い方の方がちゃんと自分で考えたけどわからなかったってことが伝わりますよね。」
Kaminalyさん:「何も考えてない状態で聞きに来ると、自分の生産性は上がるけど、人の生産性を下げてるんじゃないかとも思うね。」
リスナーさん(チャット):「マジでわからない→調べてみよっか。調べたけどわからない→調べて何がわからないか。という流れが一番いい気がします。」
Kaminalyさん:「うんうん。それに、プロジェクトの視点からいうと、早く聞くのは生産性が上がるけど、学習をするという側面から言うと生産性が下がるんじゃないかな。」
運営メンバー一同:「確かに〜」
私も新卒でまだまだフロントエンド初心者なので、「どこまでやったら確認してもらうのがいいかわからない」「わからないけど何をどう聞けばいいかがわからない、そもそも何がわからないのかもわからない」という時が多々あります。わからないことだらけです。でも今回のトークイベントを通して、フロントエンドの先輩方がどう考えているのかを知ることができました。「自分でちゃんと考えてみるけど、わからないならできるだけ早めに報告する」ということを実践していきます!
まとめ
以上、「生産性、どうやってあげる?」のトークイベントについてまとめてみましたが、今回はリスナーの皆さんからたくさんチャットをいただき、会話をしながらお話ができたトークイベントだったと思います。
生産性は、簡単で単純な心がけから向上できるような気がしますが、忙しい時や、余裕がない時はやはり難しいものです。「自分今とても生産性の悪いことをしているな」と思うこともありますが、正直今回のトークイベントを通して「みんな同じなんだな」と思いました(笑)
ただ、今回皆さんが実践・意識していることを知ることができ、ちょっと意識を変えてみたり、できることをできるときに実践してみるだけでも生産性の向上につながるということがわかりました。できることから少しずつ生産性をあげていきましょう!
今回もトークイベントに参加してくださった皆様本当にありがとうございます!社外の同僚とたくさんお話しできて楽しかったです!ぜひ次回も一緒にお話しできれば嬉しいです〜!
次回のトークイベントは12月です!
来月はトークイベントはお休みをいただき、フロントエンドクラブ初のオフラインイベントも開催いたします!オフラインイベントもレポート作成予定ですので、ぜひお楽しみに!