目次
- はじめに
- 実際、教育どうしてる?
- 教育において意識していること
- さいごに
はじめに
今回のテーマは「エンジニアの教育、どうしてる?」ということで、経営層が多い運用メンバーを中心に、実際にそれぞれの会社ではエンジニアに対してどういった教育をしているか、またどんなことを意識しているかを話し合いました。
今回のスピーカーは以下の通りです。
- 運営メンバー
- コミュニティーリーダー(yshimizuさん、虎野ともさん)
実際、教育どうしてる?
まずは、それぞれの会社では実際にどういった教育を行っているかについてお話ししました!
お話を聞いていると、エンジニアの教育と一口に言ってもスピーカーそれぞれ教育の対象が異なっており、新卒・中途、エンジニア経験者・未経験者など、対象によって教育の内容が変わってくることがわかりました。
トシヤさん:僕の会社では特に新卒の教育に力を入れてますね。まず座学とかの研修が2ヶ月くらいあって、現場に出てからは2年間OJT制度があります。
サトウさん:私の会社は中途入社のエンジニア経験者、未経験者どちらに対しても教育は実施してます。
coppeさん:僕も以前会社で必要に駆られて、少しでも早く案件に投入するために新人研修を監督した時があったんだけど、その時は、gitの使い方やクラスの概念の説明なんかを研修に入れてましたね。
平沼さん:私の会社では来年3人ほど新卒を採用しようと思っており、その教育方法について考えているところです。今のところ考えているのは、1ヶ月くらいプログラミング教室に通ってもらおうかなと思っていますが、ちゃんとしたカリキュラムを立てないとと思ってます。
お話を聞きながら、特に社会人経験の有無は大きいということがわかりました。ただでさえ学ぶことが多いエンジニアの専門知識に加えて、社会人としての振る舞いも教えなければならないというところで、教育する側としては相当な準備が必要になるとのことでした。
私は現在フロントエンドエンジニア2年目ですが、社会人経験無し・エンジニア未経験というところから、最初の2ヶ月で社会人としての基本とウェブに関する超入門を学び、そこから現場で案件を通してスキルは身につけていきました。かなり手厚い教育受けさせていただきましたね。(感謝)
教育において意識していること
スピーカーに経営陣が多いためか、話題は教育をするに当たって意識していることへ。
トシヤさん:教育をする上で何を目指すかってのも重要ですよね。平均値を上げるのか、エースを育てるのか。ちなみに僕はエースを育てる方が得意だと思ってます。
サトウさん:うちでは平均値を上げることに関して明文化してますね。特にチーム力やソフトスキルにおいて平均値を上げることに注力しています。チーム力というところに関しては、たとえば、バグを治すだけじゃなく、もっと良くするために何をするかを考える、といったように、ただタスクをやる人ではなく、タスクを作れる人になってもらいたいという目的があります。
トシヤさん:僕も似たようなことで「論点を作ろう」ってことは会社でよく言ってますね。ちなみにチーム力の平均値を上げるって具体的にどんなことをしているんですか?
サトウさん:案件において2人1組で動いてもらうようにしています。そうすることで、最初はタスクを立てられる方が立てるけど、もう一方も近くで見ているうちに付随してタスクを立てられるようになる傾向があるんです。
確かにできる人の姿を近くで見て学び、さらに実践できる環境があることで自然と伸びていく仕組みは納得できますね。
coppeさん:僕も研修を監督した時は足並みを揃える方に注力をしたかな。
kaminalyさん:エースって教育をそこまでしなくても、勝手にエースに育つものだと思うんだよね。
サトウさん:確かに伸びていく人って教えなくても勝手に勉強したり、できるようになってたりしますよね。自分で学ぶということはとても大事だと思っているので、私の会社では採用時にどれだけ独学できるかっていうのは見るようにしてます。具体的には、わからないことをどうやって調べるかを聞いたりしてますね。
coppeさん:僕も最近転職活動しましたが、どこで情報収集してますかってのはよく聞かれましたね。
平沼さん:そういう意味で言うと、私の会社でも採用時に技術が好きかどうかは見るようにしてますね。技術が好きな人って自主的に調べてやってみる傾向が高いと思っているので。
リスナーさん:エースになるにはエースの下につくしかないと思います。
平沼さん:確かにそれも一理ありつつ、僕の会社のエースは教えるの苦手そうです笑
教育とは少し違うかもしれませんが、個人的にはお話を聞きながら、成長のためには「人から教えてもらうこと」と「自分から学びにいってやってみること」の両方が必要だと思いました。
「人から教えてもらうこと」の質や、「自分から学びにいってやってみること」ができる自主性や積極性がどちらも揃っていてこそ、教える側・教わる側のどちらにとっても良い教育になるのだろうと思いました。
おわりに
今回はエンジニアの教育に関してお話しましたが、いかがでしたか?
まだまだ教育を受ける側の私としては、教育を受ける側として、教育する側がどういった目的を持って教育をしているのか、その先に何を求めているのかを知ることができ、とても勉強になりました!
自分が今いる環境においても、自分は何を期待されて、何を求められているのかというところに意識を向け、理解した上で学んでいきたいと思います!
今週も濃い〜トークイベントでしたね!参加してくださった皆さんありがとうございました!
来月の開催も予定しておりますので、ぜひご参加いただけたら嬉しいです!
また来月お会いしましょう!