トピック
- アクセシビリティ対応どこまで対応してる?
- 参照するべき仕様やガイドラインは?
初めに
今回はゆうてんさん(@cloud10designs)をお招きしてアクセシビリティをテーマにしたミートアップを開催しました。ゆうてんさんはアクセシビリティの専門家であるアクセシビリティシャンとして企業に勤めながら、個人でVScodeなどのエディターでHTML構文をチェックしてくれるMarkupLintというツールを開発していらっしゃいます。アクセシビリティシャンという肩書きを初めて知りました。
アクセシビリティの始め方
まず初めに、アクセシビリティ対策と言っても何から始めていいのか分からない方のために話を始めましたが、ゆうてんさん曰く、HTMLタグを活用してマークアップしていればアクセシビリティ対策を行っていることになるので、実は誰もがアクセシビリティ対策は行っているが、どの程度までアクセシビリティ対策を行っているかが問題とのことでした。
とはいえ何から始めたら良いか分からないと思うので、JIS規格を参考にするのが良いと紹介させていただいたところ、リスナーの方から「JISとWCAG の違いはなんですか?」という質問をいただきました。
結論から言うと、WCAG はウェブアクセシビリティを定めた世界的なガイドラインであり、そのWCAGを日本語訳したようなものがJIS。ただし現在のJISはWCAGの古いバージョンを翻訳しており、現在のJISではスマホに関するアクセシビリティがまだ定められていないので、注意が必要だと教わりました。
その他にも、キーボードー度操作とoutlineの制御、aタグとbuttonタグの違いなど、様々なテーマについて教えていただきましたが、僕は「アクセシビリティは障害者や高齢者のためのものだと思われがちだけどそうではない。たしかに起源としてはそうだけど本来はそういったマイノリティの方のためのものだけではなく健常者も含めた全てのひとにとって使いやすさを担保するもの」と言う考え方が最も重要かなと思いました。
今回は94人の方に参加していただき大盛況で時間があっという間に過ぎてしまいました。これは第二回アクセシビリティ会開催ですかね??笑
また、より詳しいミートアップの内容に関しては、リスナーのたたた@学習中(@N7F8jdiJl3wPbj)さんがまとめてくださったZennの記事をご覧いただければと思います!
最後に
次回は来年の2月15日(水)にまたゲストをお招きして開催する予定です。みなさんぜひ遊びに来てください!来月のmeet upでお会いしましょう!